皇女和宮のお位牌があるお寺
いろいろ話題の多い皇女和宮(静寛院宮)ですが、息を引き取ったのは箱根の塔ノ沢
温泉の元湯中田家(明治23年、伊藤博文が還翠楼と名づける)でした。
和宮のお位牌が今、箱根登山鉄道塔ノ沢駅から急坂を北東へ20分ほど登った、浄土宗
阿弥陀寺(左の写真です、クリックすると大きな写真を見るこ
とが出来ます。)で供養されており
ます。写真の左上に阿弥陀寺の正面右側にある看板を拡大して掲載しておりますが、これには「大本山
増上寺永久別院」と書かれております。
永代供養寺である阿弥陀寺までは急な坂道でして、塔ノ沢駅から20分ほどの距離です。
人があまり訪れていない印象です。
最寄り駅の塔ノ沢も2002年9月現在、無人駅で夜などは相当に寂し
いのではと思います。
阿弥陀寺の入り口を入って左側に本堂があり、さらに左側の奥に和宮のお位牌(左の写真
、
クリックすると拡大します)が関連資料
とともに置かれております。
この、お位牌には「静寛院殿二品親王好誉和順貞恭大姉
尊儀」を書かれております。
ちなみに明治10年9月5日に宮内省
が発表した法号は「静寛院宮二品内親王好誉和順貞
恭大姉」と言われておりますのでちと違います。
違いの一つは、阿弥陀寺の方に「宮」の一字がありません。モノの本によりますと、和宮かその側近は
「宮」にこだわったようですので、宮の一字がないのは不思議です。
もう一つの違いは宮内省発表の法号は「内親王」ですが、阿弥陀寺のものは「親王」です。親王は男性、
内親王は女性です。和宮は男性ではないでしょう。敢えて親王と表記したのは何故でしょうか。
参考資料:幕末の朝廷と幕府 和宮 江戸東京博物館1997、掲載した写真は阿弥陀寺の了解を得て撮りました。2002/09/30