幕末という時代を考えてみる
日本の文化、日本的考え方とヨーロッパ大陸の文化、ヨーロッパ的考え方の本格的衝突が始まったのが「幕末」と名づけられた時代で、
ヨーロッパの覇権が黒船により極東の日本へ波及してきたのです。
19世紀、進んだ科学技術を武器に入ってきたヨーロッパ大陸の覇権は徳川封建社会の崩壊を促し、
極東地域はヨーロッパ的システムに飲み込まれ始めました。
善悪はともかく、そのシステムは徐々に入り込み、その反発として、
日本では日清・日露戦争そして太平洋戦争が起こったと見ることが出来るでしょう。
反発は抑えられ、再び長い時間をかけてヨーロッパ的システムが浸透し、20世紀、21世紀とさらに浸透が進んでいるのではないでしょうか。
20世紀後半から21世紀初頭では産業・金融の世界においてヨーロッパ的やり方が日本を徐々に変えようとしています。
日本的産業・金融システムに見られる変革はヨーロッパ的なやり方に変わらざるを得ない状況となってきたのではないかと思います。
ヨーロッパ文化の拡散が日本文化との衝突・淘汰を通じて新しい国際システムを模索・構築しているように見えます。
ヨーロッパ文化(個人尊重)と日本文化(家尊重)の衝突が幕末に始まり、国際システムを構築していく過程の中に幕末を位置づけ、
日本がどう対応して来たかを考える、歴史回路はこのような史観で歴史の整理をすすめています。
歴史回路を大きな複数のユニットにまとめ、さらにコンポーネントに分解して整理・展開して行きます。
当面、ユニットとして、【天保改革】、【黒船来航】、【各種条約締結】、【開港】、【攘夷紛争】、【王政復古】、【江戸城開城】そして【立憲君主】とします。
また、2001年の同時多発テロとそれに関連した紛争は、ヨーロッパ的なものとイスラム的なものの衝突のように感じられます。
キリスト教、イスラム教、そして仏教という根源的な摩擦があるのでしょうか?